3 三体九姿
天地人三才(三才格・五行格)の基本花形は、三体九姿という変化した姿をもつ。三体とは真・行・草のことであり、また九姿とは三体をさらに三つに分け、真の真・真の行・真の草、そして行の真・行の行・行の草、また草の真・草の行・草の草と、九つに分類したものである。この三体の真・行・草は、「真は行を生じ、行は草を生じ、草は走るが如し」という中国の書からきたものである。端正厳格なものを真とし、そして少し崩して柔らかみをもったものを行とし、また大いに崩して柔らかみをもったものを草とする。
「幹となる体」の曲がりの具合いによって、直立したものを真体とし、少し変曲したものを行体とし、そして強く変曲したものを草体とする。また「幹となる体から出る枝」の分岐の具合によって、更に真・行・草と分けていくものである。