34 木物 揉め方
枝を揉めるときは、両手の温もりでもって徐々に曲げていく方法をとるが、南天や梅もどき等の揉めがきかないものがある。その様な枝を揉めるときは、揉めるところを塩水に浸した紙で巻き、炭火などの火で熱を加えながら揉めるとよい。そして揉めた後は、元に戻らないように冷水で養っておく。
また、その他の揉めにくい木物などは、鋏で切り目をいれて切り揉めにしたり、手で折って折り揉めにしたりする。細い枝であれば枝を折り揉めにし、また太い枝であれば枝を切り揉めにするとよい。