華道未生流

  • 伝統って、精神の継承なんだと思う。

    家元 和田髙甫

  • 「未生」は「父母未生己前本来の面目」という禅の言葉に由来しています。祖先や父母が生まれるずっと前万物が現れる以前自然はひとつのものでした。この世界のあらゆるものはそこから生まれてきたのです。未生流は生花を通して自然との深い縁を感じ本当の自分に出会うことを大切にしています。

  • 花の美しさにこころ動くときふと気づくことがある。

    草木は本来、人も持っていたはずの自然の記憶へと私たちを導いてくれます。自然が然りとして持っている大切なこと。いつも、私たちは自然から学ばせてもらっているのです。その心持ちが大切なんだと思います。お花と触れる時間を増やしてください。

  • 花を生ける。それをもっと考えてみる。

    花を生けることで私たちは、素よりの本性原点に還ることができます。一輪の花、一枚の葉から生けるというその指先の感覚を通して改めて気づくことがあります。移り変わる季節。生じては、枯れて土に還りそして巡って、また生じる。然りとした自然の成り立ち。私たちは、その自然という万花のひとひらの花びらであることに気づかせてもらえます。

  • 一輪の花、一枚の葉一つひとつの、いのち。

    根を育む大地。豊かな雨。太陽の光り。あらゆる草木は自然のさまざまな恵みを受けて育ちます。一輪の花、一枚の葉を手にするとき私たちは、自然が育てたそのいのちの尊さありがたさに驚きます。そして同じ自然から生まれでるものとしていのちの儚さに共感し自ずから頷くことができるのです。

  • いけばなかたちにするということ。その意味はどこにあるのか。

    花を生けるというみずみずしい美の創造を通して私たちは、いけばなの伝統や哲学に托された先達の思いを感じその精神と深く響きあうことができます。美しいかたちは、自己を見つめありのままの自分と対話することから、生まれます。いけばなを通して本当の自分と出会ってください。

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